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    愛すべき愛書家たち~【氷菓】折木奉太郎編

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    物語の中でも常に物語を読む存在。

    彼らはわりと現実的な本と向き合っている。

    氷菓 (角川文庫)

    『愛すべき愛書家たち』が読む本は膨大になるため、作品のキャラごとに紹介していこうと思う。その第一回は、米澤穂信の推理小説のシリーズであり、アニメ化もした『氷菓』の折木奉太郎だ。

    『氷菓』に登場する奉太郎は、姉の命令で高校で古典部を立ち上げる。そこで様々な日常の謎を追っているうちに、過去にあった古典部の闇に迫るのであった。

    基本的に彼は「やらなくていいことはやらない。やらなければならないことは手短に。」というのがモットーの省エネ型人間だ。いつも気怠そうにしており、部室では本を読んでいることが多い。

    小説では、あまり深く紹介されないが、アニメで表紙がちらりと映るので本の特定が可能である。

    アニメ第一話 「名誉ある古典部の活動」では、まとわりつく千反田えるに狼狽えながら本を読むのをなかなかやめない奉太郎が印象に残るだろう。

    奉太郎と堕落論

    この時読んでいたのが坂口安吾の「堕落論」である。もちろん、原作の氷菓は角川文庫なので、この本も角川版である。

    アニメ第6話で摩耶花が怒っていたことから話は怒る話になり、奉太郎は皆に「省エネだから怒らない」というオチに。

    折木奉太郎と夏の災厄

    ここで読まれていたのは、篠田 節子の「夏の災厄」。こちらは角川では出ていないので文春文庫版となっています。

    第9話は原作の二巻「愚者のエンドロール」の推理パート。普段はシャーロックホームズを読まない奉太郎が、問題解決の為に初めて読むシーンがあります。

    奉太郎とシャーロックホームズ

    参考の本としてまず奉太郎が読み出したのは、一番上にあった「シャーロックホームズの冒険」です。

    第14話は文化祭のシーンです。省エネ派の奉太郎は、部室から動こうとせず読書にふけります。

    奉太郎と夜間飛行

    暇つぶしに奉太郎が読んでいたのはサン=テグジュペリの「夜間飛行」。

    第19話で奉太郎は、部室で千反田えると二人きりになりますが、そこでえるの好奇心が発動。大事にならないよう最小限の推理で回避しようとする奉太郎の姿が笑えます。

    奉太郎とご冗談でしょうファインマンさん

    よく見ると、奉太郎が読んでいるのが「ご冗談でしょうファインマンさん」ということがわかります。R.P.ファインマンも千反田えるも好奇心の塊であり、そんな二人の対比がいいアクセントとなっています。

    以上がアニメ版で画面に登場した本です。

    原作では、著者の米澤穂信が自らのブログで「折木の本棚.txt」というものを公開しております。→掘り出し物です-汎夢殿

    ミステリをあまり読まないという奉太郎の本棚。ときどき変なのが混じっているのは、姉の折木供恵が残していった本という設定らしいです。

    以下は、スポンサーリンクにての本棚の紹介。アニメ版で紹介したものについては省きます。


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    ほか、辞書・参考書(ただし、物語開始時点では中学生向けのものが主)だそうです。


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