ドクターペッパーはそれなりに根強いファンを見かけるのだが、このルートビアに関してはそれを愛飲している人は稀少である。ネックはその味であろう。『飲むサロンパス』とまで言われた凶悪な風味は、飲んだものを容易に遠ざけて行くであろう。
はっきりいって、繊細な味覚を持つ人が飲むべきものではない炭酸飲料だ。
そんな凶悪なルートビアをあるコミックのキャラは愛飲している。
彼女の名は白木 芽衣子。コミック『監獄学園』の裏生徒会副会長である。しかも、彼女はこれを飲むことによってどSに変容するというとんでもない設定だ。
2015年にアニメ化されてそれなりに好評を得たが、ドクペのようにルートビアが取りざたされることはなかった。
興味本位に飲んだ人間はこう思うのだろう。
「飲まなかったことにしよう」と。
ところが、アメリカでは大人気というから面白い。
そもそも日本人の舌に合うように作られていないのだから仕方が無いのだ。「サルサパリラ」という独特のハーブを使っているため、独特の匂いと味のため万人に受けるものとは言い難い。
『ルートビアとは医薬用湿布の一種』とアンサイクロペディアでは書かれ、この飲み物を勧めた奴をぶん殴ったというTwitter民まで出てくるありさまだ。
これ以上被害者が出ないことを祈るばかりである。
ちなみに、アニメ「ゆるゆり さん☆ハイ!」に登場する架空の飲み物にマゾサイダーというものがあった。原作のコミックでは「ドMむけドリンク」と称されており、ルートビアが元ネタと思われる。
出典:アニメ「ゆるゆり」より
キャッチコピーは「ドMなアナタに」。
缶のロゴ下部にもこのフレーズが書いてある。